2020/12/25 ロシア旅行記

今朝の体温は36.7
9:30にPCR検査を受けに羽田空港第3ターミナルへ

ホテルから空港までの距離があまり分からないのでわりと早めに出る。
当初タクシーで行く予定だったが捕まえる勇気がなかったので京急蒲田駅から電車でいくことに。車内はだいぶ混んでいる。誰も好きで乗ってるわけじゃないけどこれが日常なのでコロナは広まってしまうだろうと感じる。

PCR検査会場は思ったより簡易的な感じだった。
唾液を細長いビーカー?みたいなものに1.5cmくらい溜めさせられた。中々時間がかかった。梅干しとレモンの写真が用意されていてそれがおもしろかった。
結果は午後二時までには出るのでそれ以降に改めて証明書を受取に来てとのこと。
ただし、陽性だった場合は至急電話をかけるらしい。つまり、午後二時までに電話がかかってこなければ陰性ということだ。
ホテルに帰り結果を待つことにしたが、この時間は本当に気が気ではなかった。ただのLINEやメールが来るだけでいちいち肝を冷やしていた。


結果から言えば無事陰性だった。
12時頃にクリニックから結果通知が届いており、「検出限界以下」との記載があった。初め見たときは何のことか分からず非常に戸惑ったのでクリニックに電話し尋ねたところ、これはつまり陰性を示す用語とのこと。(摂取した唾液から、陽性と判断するに必要なコロナ菌の検出が限界以下だった状態らしい)
これでここ一ヶ月の不安が解消され、肩の重たい重たい荷が下りた。自由とは素晴らしい、東京に来て初めて空を見た気がする。綺麗な冬の空だった。
そういえば今日はクリスマスだった。

陰性証明書はB4の紙で、医者のサインやらクリニックマークやらが書いており想像よりもしっかりとした、まさに"証明書"だった。こいつが自分をロシアに連れていってくれるのかと思うとなんとなく愛着がわく。唯一の武器のような、心のよりどころである。そして、改めて自分が現時点でコロナ陰性と分かるとなんだか非常に清々しい気持ちになる。世の中の誰よりも健康体のようなそんな感覚になる。今回自分は渡航の為に取得したが、今後は自分がコロナではないという安心の為に手軽に受けられるようなシステムが出来上がると思う。自分がもしかかっていたら誰かにうつすかもしれない、今目の前にいるこの人がかかっていたら自分がかかってしまうかもしれない。でも、誰もが自分が陰性だと簡単に分かるようになれば、そんな不安はきっとなくなってまた以前のように戻れると思う。体調が悪くなったから検査をするのではなく、かかってなくとも検査ができ、自分が陽性・陰性どちらであるか分かるようになることがきっとすごく大事だと思う。

今日まで何となく自分が確信を持ってロシアに行けるか自信がなかったので大して準備をしていなかったので、足りないものがいっぱい見えてきた。ロシアでひきこもる予定なのだから、日本からいくつか食材的なものを持っていかなければいけないだろう。近くのスーパーマーケットに買い出しに行くことにした。足取りは軽い。なぜなら自分はコロナではないのだから。繰り返す、コロナではないのだ・・・。声を大にして叫びたい。でも引き続き感染防止対策は怠らない。
レトルト商品をいくつか、ルー類をいくつか、パスタソース類をいくつか、調味料類をいくつか、お米を1kg買った。これで当分は持つだろう。

日本では感染者が爆発的に増えているというようなニュースが流れている。今までにないスピードである、新たな不安が増える・・。ロシアでは入国を許可する国の基準として10万にあたり40人未満となっているが、このままではこれを超えてしまう気がする。明日ロシアに到着したとたん、日本人の入国を拒否する事態になったりしないかとても気がかりである。とりあえず今日はねむることにする。起きたら世界がひっくりかえっていないことを祈る。