2020/12/27 ロシア旅行記

今朝の体温は36.8

ロシア滞在2日目

昨日の疲れはあったが体内時計がまだ日本時間なので7:00には起きてしまった。(日本時間では13:00だけど)
外はまだ真っ暗、物悲しい街並みがロシアに来たということを改めて実感させる。
シャワーに入ることにしたがきちんとお湯が出たことに安堵した。(自分の中ではこのポイントがいいホテルかどうかの最低基準である)

飲食料が無い状態なので近くのストアに出かけることにした。
道行く人を見て大変驚いた。ロシア人はマスクを全然していない。老若男女問わずしていない。少なくとも3割弱くらいしかマスクをしていない・・。
コロナに対する危機感が無いのか、マスクに対する不快感なのか、マスクに飽きたのか、理由は個々様々あるかと思うが日本との圧倒的な差に驚愕した。
ロシアだけではなくヨーロッパ全体もそうなのかもしれないが、これではコロナが蔓延してしまうのは当然のことだと思う。
ストアの入り口にはマスクを着用するように!のステッカーが付いており、消毒液も設置されていたのでそういった施設に関してはちゃんと対策がされているようだった。
ミネラル水と少しばかりのじゃがいもと玉ねぎを買う。レジのおばちゃんの不愛想な顔、これもロシアに来たんだと感じさせてくれる大事な要素である。


朝食はラーメンを作ってみることにした。
中華乾麺は日本から持ってきたものを使用、スープは粉末とんこつスープの素。
トッピングは那覇空港で買った豚の角煮を乗せる。じゃがいもと玉ねぎをバターでさっと炒めて付け合わせにする。
ごまと干しエビと海苔を乗せたら完成。味はそこまで美味しいわけでもないがロシア内にあるいくつかの似非ラーメンよりは美味く出来たと思う。醤油しか入れてないだろというひどいラーメン屋もたまにあった。でも、多くの日本人がボルシチトマトスープのようなものだと勘違いしているように、ロシア人にとってのラーメンもまた少し違う視点のものなのだろう。そもそも日本ではボルシチに必要なビーツも手に入りにくいし、ロシアではダシの素になる食材は手に入りにくい。一つの料理が場面を変えて形や味を変えていく事に、それは間違いと指摘するのは野暮なことである。

日本のコロナ感染者数はまた新記録を達成。また日に日に増えていくと思う。
ロシア人はそもそも感染者数など気にしていないと思う。かかる人もいるんだろう、それで亡くなる人もいるらしい、でも自分は大丈夫だろう。という気持ちなのか、
もしくはコロナなんかよりもっと重大な問題がたくさんあるのだろうか。
ロシア人にとってコロナはどのような存在だったのだろう。少なくとも、日本で取り沙汰されている程の重要度やインパクトは無いように思う。日本はまだ平和で幸福な方なのだろうか。色々考えさせられる事が多い。来てみないと気付けない事がたくさんある。

この街では16:00頃にはもう日が落ちてくるため、すぐ夕飯時だと脳が錯覚してしまう。
ここ最近KFCのチキンにハマっており、せっかくだからとロシアにあるKFCのデリバリーを頼んでみたが、大変混雑しているようでキャンセルされてしまった。
だが口の形はチキンになっているため諦めきれず近場ということもありわざわざKFCまで足を運ぶことにした。
マックなどでもそうだが、ロシアではファストフード店は全てタッチパネルで各々オーダーすることが出来る。これはコロナ前から同様だった。
だが非常にオーダーに時間がかかった訳は、チキンの種類が違う。種類が違うというか、例えばチキン5ピースを頼もうとした時、WINGS(手羽)かDRUMSTICK(長いやつ)か部位を選ぶことが出来たが、裏を返せばチキンの種類はこの2種類しかないのである。(日本だと自分では選べないが、5種類の部位がある)
しかもWINGSが5ピースで129ルーブル(¥200くらい)という価格も非常に違和感がある為、念を取ってWINGSとDRUMSTICKを両方5ピース注文してみた。

ホテルに帰り開封してみると謎が解けた。日本のものと比べて大きさが違う。
WINGSは1/3程であり、DRUMSTICKは1/2くらいだった。(それでも安いけれど)
日本のKFCでは「国内産ハーブ鶏」という品種を使用しており、それらは安全衛生管理の厳しい基準をクリアした認定農場である 「KFC登録飼育農場」でのみ育てられている。ロシアでそのような環境が整っているとは考えにくい為、このようにメニューが違うと考えられる。味も全く異なっていた。KFCチキンの大きな特徴であるしっとり衣ではなく非常にさくさくとしていた。これはこれで美味しいのであるが。