2020/12/29 ロシア旅行記

今朝の体温は36.3

ロシア滞在4日目

7時に起床。日本ではまた感染者数の記録を更新。東京は856人。一気に増えすぎている。感覚がマヒしてくる。
ロシアでは逆に毎日感染者数が下がっている。とはいっても約2万7000人が約2万6000・5000人になったくらいで母数としては日本とは桁が違うけれど。日本では季節のせいだけでは片づけられない何かが起きている気がする。

コロナ変異種が確認された国からの日本入国の際は、出国前72時間以内に取得したPCR検査陰性証明書の提出が義務付けられた。現時点でイギリス・南アフリカ・イタリア・フランス、など12か国。
ロシアではまだ変異種の報告は無いため対象外だが、もし報告があった場合、帰国の前にロシアで陰性証明書の取得が必要になってしまう。恐らくロシア国内での外国人の検査手続きは大変難しく思われる。もしかすると帰国出来ないor遅れるかもしれないという不安。一気に緊張感が増してきた。ロシアに着いてから世界情勢が一気に変わりすぎている。後悔しているわけではないが、コロナ禍において異国に旅行するというリスクをモロに受けている事を実感している。何にしろ、自分でなんとかしなければいけない。不安を解消する為には情報を集めることだと理解している。ゆっくり確実に準備していこうと思う。

いくら悩んで心配してもおなかはすいてくる。
サンクトペテルブルクにはたい焼き屋さんがあり、毎年必ずそこには行くことにしている。今回は残念ながら行けないのでデリバリーで注文。
окономияки(お好み焼き)とоякодон(親子丼)もメニューにあったので頼んでみた。
デリバリーは比較的に早く到着してくれることにやや驚いている。なぜならロシアのレストランで注文した際、料理が来ることが非常に遅いからである。パスタに1時間待ったこともあった。もしかするとお店で注文するよりもデリバリーの方が早いまである。
お好み焼きは小学校の調理実習でがんばって作ったみたいな出来だったが、見様見真似でがんばって作った姿を想像すると文句は付けられない。親子丼はなぜか中心に具を敷き詰めて周りをごはんで囲んだ形になっていた。ごはんの上に具を乗せるという丼方式に馴染みがないのだろう。どちらもおいしかった。海外で独自に解釈されて発展した日本食というのはとても面白い。
有名な話だが、日露戦争においてロシアのバルチック艦隊を打ち破った東郷平八郎がイギリス留学の際に食べたビーフシチューが大変美味でありそれが忘れられず、帰国後部下に「牛肉とジャガイモと人参が入ってる」とざっくりとした情報だけ伝え無理やり作らせた結果が肉じゃがである。当時はワインやデミグラスソースなどといった発想が無く、砂糖と醤油で作った結果がこれである。